大谷晋二郎&高岩竜一25周年記念インタビュー
Q1 25周年を迎えて今のお気持ちは??
大谷「デビューした当時は、このプロレス界という厳しい世界で10年頑張り続けれたら、最高だなと思っていました。
なのでプロレスラー25年生になった大谷晋二郎を想像さえもしていませんでした。
そして今、プロレスラー25年生になった素直な気持ちは…
“感謝”の一言につきます。
プロレスの世界で初めて僕と真っ正面から向き合ってくださり熱く指導してくださった浜口会長!
新日本プロレスに入門した僕を厳しく指導してくださった健介さん、馳さん、ブラックキャットさん、そして長州さん!
リング上で僕を何度も叩き潰してプロレスの厳しさと素晴らしさを教えてくださったライガーさん!
「お前に一番参加して欲しい!」と熱い言葉で僕をゼロワン旗揚げに誘ってくださった橋本さん!
ゼロワン旗揚げから17年の間に出会ってくれた熱い仲間達!
25年前の2月16日の同日に新日本プロレスに入門した正真正銘の同期の高岩!
今、ZERO1の看板を背負い闘い続けてくれている仲間達!
そしてZERO1に何かを感じ、出来る限り来場し応援してくださっている皆さん!
今大会は、そんな皆さんへの感謝の気持ちを込めて一所懸命プロレスさせていただきたいと思います!」
高岩「はっきり言いますと、あまり実感はありません。
25年やってましたが、長かったような、短かかったような、25年間でいったい何試合やったのだろうとか、そんな事を考えています。
新日本プロレスで9年、ZERO1で7年、フリーで8年半、そしてZERO1。
ここZERO1で25周年を迎えられる事が最高の幸せだと思います。
ただ、私にとって25周年は通過点だと思っているので、また新たに30周年を目指して頑張って行こうと思います。」
Q2 お互い同日入門の同期ですがお互いどんな関係、どんな存在ですか?
大谷「入門してからしばらくは高岩は逃げ出してしまうだろうと僕は思っていました。
先輩に練習でしごかれ、日常生活でも毎日怒鳴り散らされる日々。
もちろん僕もそうでしたが、僕よりも高岩の方が絶対に辛かったはず。
先輩に何言われようと、逃げ出さなかった高岩を僕は尊敬しています。
“何度倒されても絶対に逃げ出さない者が勝利者である!”
それを教えてくれたのは新弟子時代の高岩だったような気がします。
昔も今も高岩と僕は、とりわけ仲がよいわけでも悪いわけでもない。
それでも高岩のことは人一倍わかる自信がある。
だからこそ高岩竜一は僕にとって特別な存在です!
そんな高岩と一緒に25周年記念のリングに上がれることを心から幸せに思います!」
高岩「お互いにデビューしてからは天と地の差でした。
私はしょっぱ過ぎて試合が組まれない事が多かった。
かたや大谷は1年目から両国国技館で大谷晋二郎 試練の5番勝負とか、スーパーJrにエントリーされたりとか、とにかく最前線を行っていた。
いくら同期とは言え、この差は埋まらないと思い考え出した答えが、大谷を先輩と思うようにしようという考えだった。
そう思えば、焦る必要もなくマイペースで頑張れる。
今もそうだが、あの当時の大谷は超がつく天才だった。
尊敬と言いより、凄いレスラーが出てきたなーって、かなり離れた位置から見てた自分がいました。
同期入門、橋本さんについて行ってZERO1移籍も一緒、私は少し離れましたが、またこうして25周年も同じ日に迎える。
何か見えない糸で結ばれているような気がします。」
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